B2BやB2Cを飛び越えて、新しい子供の誕生です。「子供」というのは、もちろん「商業ビジネスモデル」のことです。名前ですか? Direct-to-avatarです。でも略してD2Aと呼んでください。

D2Aは、ブランドがバーチャル環境内で消費者のデジタルID(アバター)に、商品を販売することを可能にします。サプライチェーンや倉庫、複雑なロジスティクスを忘れて、あなたの顧客はメタバース内から新しいバーチャルスニーカーや自動車を購入することができるのです。

果たしてD2Aは普及するのでしょうか?それはまだわかりません。 ビデオゲーム「Roblox」上でグッチのハンドバッグを転売した人は 、 間違いなくそう言うでしょう。 このRobloxの熟練ユーザーは、昨年、このバーチャルアクセサリーを4115ドルで販売しましたが、これは現実世界のバッグの値段よりも約800ドルも高かったのです。

これらがあまりにも奇妙で、大げさで、間抜けなことに聞こえるなら、それはメタバースが製品アイテムや、スペース、カビの生えた超高額バーチャルハンドバッグよりも、ずっと多くのものを提供できるからかもしれません。メタバースの価値は、このスペースの中でできる関係性や交流にあります。

コミュニケーション、遊び、交流、つながり。これらは人々がメタバースに存在するための原動力になります。

そこで、私たちはデジタル世界での「プレゼンス」について、より深く考えてみました。つまり、メタバースに実際に存在するのは誰なのか、ということです。メタバースは人間や、人間らしいアクティビティに溢れる、活気ある賑やかな拠点となるでしょう。では、そこにはどのように人が集まるのでしょうか?

現実世界の人間

現実世界の人間がメタバースの中心になります。問題は、彼らがこのWeb 3.0への次のステップを踏み出す準備ができているかどうかです。まあ、そうとも言えますね。 今日の大人の約4人に3人がメタバースに参加する準備が出来ていると回答しており、これは約44億人に相当します。

この人たちは、メタバースのアバターの後ろに存在する人たちです。あなた、私、あなたの友人や家族。彼らはリアルタイムでメタバースを利用し、拡張現実での買い物、VRでのゲーム、あるいは仕事など、さまざまなアクティビティを楽しむことになるでしょう。

ひとつ確かなことは、人々はメタバースを「つながる場所」として見ているということです。 Wunderman Thompson氏の調査によると、メタバースに詳しい人の5人に4人以上(82%)が、メタバースが毎日交流できる場所になると期待しているそうです。

人々がソーシャルメディア上で行っているあらゆることが、今度はメタバース上に変わるかもしれません。さらに深いレベルでは、多くの人(74%)が、現実世界では不可能な方法で、アバターが自分の個性や創造性を表現できていると考えています。最終的には、3分の2近くがメタバースは人々を結びつけることができると感じています。

しかし、忘れてはならないのは、メタバースは買い物をする場所にもなるということです。60%のユーザーが、ブランドがメタバースで製品を製造・販売することを期待しています。実際、メタバースを理解している人の42%は、すでにデジタル財産を所有しています。

そこには明らかな市場があり、成長もしているのです。しかし、その市場には、消費者だけでなく、他に誰がいるのでしょうか?

10 reasons brands should care about the metaverse (infographic CTA) | UneeQ Blog

バーチャルセレブリティ

さて、私たちはセレブが実在しない人間とは言っていません。LeBron JamesやBeyonceと現実世界でばったり出会うことはないでしょう。しかし、メタバースの中で彼らとおしゃべりするチャンスはあるかもしれません。

例えば、ラッパーのTravis Scottです。今年の初めに、彼はビデオゲーム「Fortnite」のメタバース内で行われた一連のコンサートを、モーションキャプチャ、振り付け、そして事前に録画しました。

このコンサートは大成功を収め、 5つのイベントで2770万人以上のユニークプレイヤーがゲーム内に現れ、Scottは偉大なデジタルヒップホップの神として、愛らしく再現されました。 彼の曲「Highest in the Room」にまったく新しい意味をもたらしました。

それは間違いなく印象的な体験でしたが、一方で観客にとってはほとんど非インタラクティブなものでした。メタバースはその一歩先を行くことを約束しました。つまり、豪華な顔ぶれがメタバースのアバターを使い、人々と1対1で直接関われるようにすることをです。

革新的な会話型AIを搭載したこれらのデジタルセレブは、本物のように見え、話し、交流し、彼らのブランドを構築し、働く企業のプロモーションに役立ちます。Travis Scottのバーチャルコンサートを見るのも良いですが、McDonald’sや、Nike、Mattelなど、彼を支持する企業が提供するメタバースで、すべてのファンが彼のAIと会話できるようになれば、それは他では得られない体験になるでしょう。

もし、よりセレブな人の事例、おそらく今までで最も奇妙な例をお望みなら、これ以上は探す必要はありません。

昨年、Snoop Doggは、Sandboxプラットフォーム上で自身のバーチャル世界「Snoopverse」を開発中であることを発表しました。その直後、あるファンが45万ドルで、Snoopがデジタルマンションを建てる予定の場所の「隣」のデジタル不動産の一区画を購入したのです。

このユーザーは、スーパースターの隣人となり、庭の柵越しに親しい間柄になりたいと思っているのかもしれません。結局のところ、メタバースを本当に特別なものにするのは交流なのです。Snoopが Snoopverseに彼の11匹の犬のデジタル版を追加することを決めた場合、そのバーチャルな壁がすべての吠え声をかき消すのに十分な厚さがあることを祈りましょう !

バーチャルアンバサダーとマスコット

多くのブランドには、マスコットがいます。KFCにはColonelが、GEICOにはヤモリのMartinが、そしてThe Laughing Cowには笑う牛のマスコットがいます。 もちろん、彼ら自身が有名人ですが、多くの場合は、実在する人物ではなく、人間ですらありません。しかし、ブランドマスコットは、 マーケティングの世界において、他の何よりも大きな影響力を持ちます。

なぜでしょうか?それは、マスコットが世界中の何百万人もの消費者に簡単に認知され、愛されているからです。その個性、魅力、親しみやすさが、広告の効果を高めているのです。そして、ブランドマスコットは、私たちの感情レベルに共鳴し、何かを感じさせてくれるからです。

これはマーケティングにおいて重要なことです。USCの調査によると 、最も効果のある広告の32%は感情的な内容に焦点を当てており、理性的な側面に訴えるものは、5つに1つ以下であることが分かっています。

メタバースには、私たちの大好きなマスコットが登場し、ブランドアンバサダーとして活躍しています。そして、マスコットは、より深く関わり、インタラクティブになることができます。

例えば、State FarmのJakeは俳優です。彼は決してお客様に寄り添って、具体的なニーズを話し合い、その人に合った保険パッケージを見つけることはありません。しかし、Jake(正確には、彼のデジタル版)は、メタバースにおいて、これらの全てのことを行うことができるのです。彼は画面上で見ている以上に、顧客エンゲージメントをさらに促進し、より没入感のあるパーソナライズされた体験をもたらすというメタバースの約束に応えることができるのです。

私たちがJakeを例として選んだのは、State Farmがすでにビデオゲーム「NBA 2K22」のデジタルJakeのNPCを通じて、この種の体験のお試しを実施済みだからです。メタバースでカーキ色の服を見たいと思うのは、私たちだけではないはずです。

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デジタルワークフォース(デジタル従業員)

セレブ、ブランドアンバサダー、マスコットなど、彼らは企業のMVPかもしれませんが、メタバースは多くの仕事を抱える忙しい場所になることでしょう。では、誰がそれを行うのでしょうか?

そこで 登場するのが、デジタルワークフォースです。

Travis ScottやState FarmのJakeとは異なり、これらの従業員は実在する人物をバーチャルに再現したものではありません。企業はブランドの外観、サウンド、価値を体現するデジタルヒューマンを一からデザインすることになるでしょう。

彼らは、質問をしたい人、商品を買いたい人、ブランドから提供される何かしらの楽しい体験をしたい人に対して、24時間365日体制で対応できるようになります。デジタルワークフォースは、メタバースにおけるビジネスに自動化とスケール(拡大の幅)を提供し、バーチャル環境全体で一貫した高品質のサービスを提供することを可能にします。

なぜ、このようなことがわかるのでしょうか?それはデジタルヒューマンはすでに存在しているからです。オンライン、携帯デバイス、そして物理的なキオスクなど、現実世界でブランドのために、これら全てのことを行っています。

デジタルヒューマンは、没入型、会話型の体験によって、ブランドがメタバースでの自分の居場所を見つけるサポートをします。デジタルヒューマンは、ブランドを体現したアバター、バーチャルインフルエンサー、デジタル化したセレブなど、Web3.0に向けて、すべての準備が整っています。